地区に住む、様々な年代の考えや問題を知るために、ワークショップさべり場を開催しました。
これは、まちづくり協議会が発足し4年を迎え、地域の人々の考えを知り、協議会の計画に活かす為に開催したもので、東中学校の生徒、働く世代、シニア世代から22人の参加があり、活発な話し合いが行われました。
まずは、5年後の山辺里地区には何が必要か個人で考えていることを、同世代のグループ内で発表し意見を共有しました。
続いて、グループごとにまとめた意見の発表です。
中学生からは、スキー場やお祭りなどで地域の活性化が必要!働く世代は、子供の活動場所が欲しい!シニア世代は、農業を振興させたい!
など、各世代らしい意見も出されましたが、中学生から、高齢者とのふれあいの場が欲しい!やシニア世代から、若者に定住してほしい!など、世代を超えた意見も発表されました。
各世代の意見を共有した後は、せっかくの機会ですので、世代を混ぜて話し合いです!
普段、接することのない様々な世代の人たちが、活発に意見の交換をしてくださいました。
大人たちに囲まれて、中学生も積極的に発言をしてくれました。
それぞれが話し合った成果を発表し、最後には全員で情報を共有しました。
それぞれ、のグループで話し合いが行われた結果、圧倒的に多かったのが、「若者の定住」でした。
おなじ「若者の定住」というキーワードを大切としたグループでも、話し合った内容は様々で、高校や大学に進学するために地域から離れていく若者を地域に戻すためには、「働く場が必要」なことや「さべりを好きな気持ちを育てる」こと、「若者が安心して暮らせる、子育てできる環境の整備」など貴重な意見が出されました。
他にも、農業の体験会や農業を活用したまちコン、スポーツでの地域振興、高齢者から教えてもらう機会などでふれあいの場をつくる、公共交通の充実による日常生活の質の向上、人とのつながりを大切にした日常レベルでの見守りなど、数多くの具体的なアイデアが出され、参加者は各グループの発表に関心を持って耳を傾けていました。
発表の場でも、中学生が大活躍!
こんな頼もしい中学生が、大勢この地域に残って欲しいものです。
さべり場の合間には、お茶やコーヒーと午前中に開催された料理教室で作ったキッシュロレーヌとスイートポテトをいただきながら、和やかな雰囲気のもと話し合いが行われました。
今回、話し合われた内容は今後、協議会でまちづくり計画の見直しを行う際の資料とされたり、実際の事業などに活用される予定です。
また、協議会単体で解決することのできない事業や問題などについては、区長会、行政など各種組織と連携を取りながら、より良い山辺里地区になるよう活用させていただきたいと思います。
お忙しい中、お時間をいただき、山辺里地区について語っていただいた参加者の皆様、大変ありがとうございました。